PIRIKA Story2 -しんちゃお-からの続きです。
ベトナムから帰国後、僕は起業を含む様々なことにチャンレンジしました。
が、どれも納得のいく成果を出す事はできませんでした。
が、どれも納得のいく成果を出す事はできませんでした。
ほとんど前に進むことができないまま半年以上が経ち、ベトナムで決意を固めたつもりでいた僕は、いつしか迷うようになりました。
「僕の環境への気持ちは本物なのか」
その疑問が頭から離れなくなりました。
ずっと「環境」という漠然とした言葉にこだわっていた自分。
でも実際に自分は世界で何が起こっているのか何も知らない。
本やテレビ、ネットで見て分かっているつもりになっていたけど、実際には何も知らない。
想像とは違う現実を知ったら、環境へのこだわりもなくなるかもしれない。
怖くなりました。
こんな中途半端な覚悟では事業を始められないと思いました。
でも、簡単に諦めることもできなかった。
ふと、旅に出ようと思いました。
今まさに環境汚染が進んでいる新興国を中心に旅をし、世界の現状を5感全てを通し理解する。
現実を見た上で、自分の想いが本物か確かめる。
そして、何をするか決める。
もし想いや決意が不十分だったら、その時は諦めて帰国し就職する。
そう覚悟を決めて、僕は出発しました。
旅は驚きの連続でした。
自分の視点というものが、日本での常識にどれ程大きな影響を受けているか嫌というほど痛感させられました。
自分の安心領域の外側の経験も嫌という程させてもらいました。
体力的にも精神的にも金銭的にも負担の大きな旅でしたが、この旅の経験は今の自分にとって本当に大きな財産になっています。
ただ、僕はこの旅をただの「良い経験」で終わらすわけにはいきませんでした。
ジャングルの中を歩きながら、アフリカのサバンナを進みながら、ヨーロッパの美術館やトルコのモスク、インドのスラムをまわりながら、絶対に手放さなかったメモ帳。
自分の想い、感じたこと、アイデア。。とにかく書き続けました。
ずっと考えていました。
僕は本当に環境問題に取り組みたいのか。
もし本物だとしたら、最初に取り組むべき問題はなんなのか。
いったい、どうすればいいのか。
ずっとずっと考えていました。
ずっと理解しようとしていました。
今世界で何が起こっているのか。
何が問題なのか。
見て、聞いて、感じて。
焦っていました。
このまま帰国するわけにはいかない。
このままではいけない。
でも、どうすれば。。
焦って、悩んで、とにかく余裕のなかった自分を更に苛つかせる存在がありました。
カメラの小さなフレームが切り取る小さな風景の中にすら入り込んでくる、ゴミの数々。
写真や映像では感じることのできない、悪臭。
真っ黒な排気ガスを吸い込んだ時のむせ返る苦しさ。
どれもがテレビや本、ネットでは決して知ることのできない現実でした。
あの苛つきや苦しさは、今でも忘れられません。
自分が死ぬまでにこれらの問題全てを解決したい。心の底からそう思えるようになりました。
2010年12月、僕は旅を終え日本に帰国しました。
決意は固まったものの、「どうすれば?」という問いへの答えは見つからないままでした。
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