すすきの飲食街に約3000人を呼んだ!「地域貢献を神ゲーに」する仕組みとは?【esエンターテイメント:ピリカ 企業版 見える化ページ導入インタビュー】

こんにちは!いつもピリカのサービスをご愛用いただき、ありがとうございます。

今回はesエンターテイメント 代表取締役の鈴木慎也様に、SNSピリカを使ったイベント“さっぽろごみ発見クエスト”を大盛況に導いた秘訣をお聞きしました。


さっぽろごみ発見クエストは、「さっぽろの街から海をキレイに!」を目的に、ごみを拾ってコインをGET、飲食店をお得に利用できるイベントで、9月1日〜30日の間に札幌駅〜すすきの周辺エリアで行われました。

1ヶ月間で延べ2,934人が参加し、11,086個のごみが回収されました。

なぜこんなにも多くの方がごみ拾いに夢中になったのか、その理由を「地域貢献を神ゲーに」という想いと共にインタビューで語っていただきました。


≪esエンターテイメント 代表取締役 鈴木慎也様≫

【お客様基本情報】

団体名:株式会社esエンターテイメント

業種:飲食店

ご導入いただいた商品・サービス:ピリカ企業・団体版


目次

・コロナ禍の飲食店を立て直す “さっぽろクエスト”

・割引ではなく、ごみ拾いに感謝を込めたサービスでお客さんを増やす

・「ごみ拾いをゲームとして楽しむ」という考えが参加者を増やした

・3時間もごみ拾いに夢中になったのは、ゲーム要素の楽しさあってこそ

・社会貢献をクエスト化し、それをつないで地域を盛り上げるRPGへ

・ピリカにしかない、ごみ拾いのアツいコミュニティと歴史


コロナ禍の飲食店を立て直す “さっぽろクエスト”

ーーご自身の会社と “さっぽろクエスト” についてご紹介いただけますか。

esエンターテイメントは、16年間にわたって宴会・二次会・パーティ向けに飲食店を経営してきました。

お店はすすきのにあるのですが、コロナ禍で飲食主体の経営が厳しくなり、2年前からいくつか他の事業も展開してきました。

そして、さっぽろクエストを始めたきっかけもコロナ禍でした。

コロナ禍では宴会が無くなり、またコロナが落ち着いた今でも “サブスクの映画を見ながら家でデリバリーを取る” というインフラが整ったことで、すすきのに来るお客さんが減ってしまったんです。

そこで、すすきの にお客さんを呼び戻す施策として、2年前からさっぽろクエストを始めたんです。

さっぽろクエストでは、すすきのを舞台に謎解きなどのミッションに応じて賞金を付与し、すすきのに来る喜びと「美味しいもの食べよう」という楽しさで街全体の飲食店の立て直しを目指しました。

≪さっぽろクエストのホームページ≫


ーーさっぽろクエストで工夫していることはありますか?

さっぽろ・すすきのに来てもらう導線として、ただ「安くするから来てよ」ではなく遊びの要素が必要だと考えており、ポケモンGOやドラクエウォークのようなゲーム要素を重視しています。

こうしたゲームは、どれだけやり込んでも人生に影響を与えないのに、歩数などの数値が貯まっていく感覚にハマるんですよね。

これを飲食店にも環境にも良い方向に使えないかと考え、ごみ拾いに辿りつきました。


割引ではなく、ごみ拾いに感謝を込めたサービスでお客さんを増やす

ーーなぜ、さっぽろクエストでごみを拾うという発想になったのですか?

ごみを拾ってくれた方に感謝を込めてサービスする方が気持ちがいい、という考えですね。

最初は、歩数の分だけ飲食店で使えるポイントを付与して「歩いて痩せた分ビールでもどうぞ」と考えていたのですが、歩いている間に他のこともできるじゃないですか。

そこで、ごみ拾いをポイント化したらどうなるか考えたんです。

「これだけごみを拾ってきたんですよ」というお客さんが来てくれたら、店側は「ありがとうございます」と歓迎しますよね。

これが「クーポン持ってきたから割引して」という方だったら、店側は「また売上が削られる」と思うかもしれませんが、地域のごみを拾ってくれた方に対しては「お疲れ様です、ビールでもサービスしますよ」という心からのおもてなしになります。

こうした地域内の恩返しはちょっと前の昭和では普通でしたよね。

さっぽろごみ発見クエストを実施してみて、昭和の頃のように地域の顔見知りに「ありがとう」を互いに言いあえるのは温かいな、と改めて感じました。

現代ではSNSピリカが感謝のやりとりを促進していくのかもしれません。

ーーピリカを導入した決め手は何でしたか?

ピリカが今まで培ってきた知見や歴史、そして抱えているユーザーや文化は真似できないと思い、導入を決めました。

もともと “さっぽろクエスト” でコラボしている日本財団に、すすきののごみ調査・どんなものが落ちているかのマッピングシステム開発を依頼されていたのですが、既存サービスを調べていたところSNSピリカを発見しました。

第一印象として「こんなものがあったのか!しかも結構前から!」と驚きました。

SDGsなどのワードが出る前から取り組んでいる歴史がありますよね。

また、ランキングなどのゲーム性を取り入れていて、アクティブユーザー数が多いことも魅力でした。

試しにごみを拾って投稿したところ、すぐに「ありがとう」※が40〜50件も送られてきたんです。

他のSNSは始めたばかりで投稿してもあまり反応がないのに対し、ごみを通して盛り上がるSNSピリカのユーザー文化に驚きましたね。

Instagramにごみを投稿してもフォロワーが必要だったりなかなか「いいね」を増やすのは大変ですが、SNSピリカはごみを投稿すると褒められるめちゃくちゃ面白い世界だなと思いました。

※「ありがとう」とは、SNSピリカ内でごみ拾い投稿に対してユーザー同士で送ることができる「いいね」のような評価です。


「ごみ拾いをゲームとして楽しむ」という考えが参加者を増やした

ーーピリカ導入後はどのように広報活動を行いましたか?

スタートしてすぐにテレビの取材があったのでそれをベースに、自分の周りの人たちを巻き込むためにSNSでの発信を中心にしていました。

普段からごみ拾いをしている人ではなく、さっぽろクエストをきっかけにごみ拾いを始める人を増やしたいと考えていて。

残念ながら僕の周りでごみ拾いをしていた人がいなかったので、まずは周りのやつ動けよという想いで発信していました。という想いでの発信と口コミでした。

SNS広告なども挑戦しましたが、地道に、SNSで発信しながら興味がある人を巻き込んでいく方法が一番反応が良さそうでした。

ーーFacebookでも発信されていた “地域貢献を神ゲーに” のコンセプトは、地域に浸透しましたか?

1ヶ月間という短距離走でしたが、さっぽろごみ発見クエスト 終了後もこのイベントをきっかけにごみ拾いを続けている人が増え、地域に浸透したと思います。

“地域貢献を神ゲーに” は「どうせ家でゲームやるならこっちのゲーム(さっぽろごみ発見クエスト)やってよ」という、参加者を増やしたい気持ちから生まれたメッセージです。

さっぽろごみ発見クエストのフィードバックで、「えっ、ごみ拾いしてるんですか(社会貢献してカッコつけてるんじゃないの)」という目線で見られることがやはりあったようで。

そこで「いやゲームだから。僕たちは貢献ではなくフツーに楽しいからやってるんだよ。」と転換できることは大事かなと思います。僕自身もそうだったので。

この考え方だともっとごみを拾う人が増えると思います。

ーー元々ごみ拾いをされていた方も初めての方もいる中で、さっぽろごみ発見クエストの反響はいかがでしたか?

まず参加者の8割が今回のイベントをきっかけに初めてごみ拾いをした方で、「思った以上に大変だった」という声をいくつかいただきました。ごみ拾い自体に慣れていないということもあると思うのですが、その大変さに気づくことも大事なことだと思いますね。

元々ごみ拾いをされていた方たちも「ごみ拾い活動がアーカイブに残っていくのが面白い」とおっしゃっていて、楽しんでいただけたと思います。

あとは、ごみ拾いをしている人同士が話せる機会にもなりましたね。

僕自身も金曜日の8時ごろにごみ拾いをしたのですが、すすきの に飲みに来た人たちが押し寄せる中で、歩行者が落としたタバコを目の前で取りに行ったりしました。

なかなかスリリングなごみ拾いでしたが、それでもいろんな人に声をかけてもらえるのが楽しいんですよね。

≪さっぽろごみ発見クエスト 参加者の様子≫


ーーお店の営業時間ではあると思いますが、飲食店の方もごみを拾いに来られましたか?

そうですね。活動について知らなかった店舗さんやお客さんも、僕たちが楽しんでごみ拾いする様子を見て参加してくれました。

さっぽろクエストやピリカ関係なくごみ拾いを一緒にやりたいと声をかけられましたが、「どうせなら一緒にやってよ」とその場でSNSピリカを登録してもらうことに繋がりましたね。


3時間もごみ拾いに夢中になったのは、ゲーム要素の楽しさあってこそ

ーー11,086個もごみを回収するなどイベントは大成功でしたが、その要因は何だと思いますか?

見える化ページによってごみ拾いがゲーム化されていることが、イベント成功の要因だと思います。

ゲーム化の要素に数値化とランキングがありますが、ランキングを作って公表すると、順位を抜かされた人は次の週あからさまに ごみをたくさん拾ってくるんです。

これって、「ランキング上がるともっとコインもらえるから頑張ろう」ではなくて、まさに「抜かされて悔しい、もっと拾ってやる」という勝負心の動機ですよね。

悔しいと思えば思うほどごみが拾われて街がきれいになるじゃないですか。

こうした仕組みを利用して、例えばランキングをタイムリーに反映させるなどの仕掛けをすると、もっとごみ拾いが活性化すると思います。

あと、ランキング上位の方はものすごい量のごみを拾ってくださっていてそれも驚きの発見でした。「(ごみ拾い開始から)3時間経ちました」とか。

楽しいから時間があっという間に過ぎるという部分でも、ゲーム化が功を奏したと思います。

≪3時間もごみ拾いに熱中する さっぽろごみ発見クエスト参加者≫


ーーすすきの 飲食店のネットワークも、さっぽろごみ拾いクエストの成功要因になったのでは?

そう見えて、飲食店のオーナーは皆さん一国一城の主という気持ちで個性的な方が多く、お互い張り合っていることもありバラバラだったんです。

逆に、コロナ禍やごみ問題などの共通課題や、その解決を目指すさっぽろごみ発見クエストをきっかけに、飲食店同士のコミュニティが生まれたと思います。


社会貢献をクエスト化し、それをつないで地域を盛り上げるRPGへ

ーーさっぽろごみ発見クエストは今後どのように展開していきたいですか?

さっぽろごみ発見クエストは「ごみ拾い × ゲーム× 飲食店支援」のかけ算でしたが、ごみ拾いを他の社会貢献活動に変え、それらを繋げてRPGのようにストーリー仕立てにすることで、より多くの人を巻き込みたいと考えています。

RPGゲームでは、「洞窟にキノコを持ってきて」というクエストで薬草などのお礼がもらえて、別のクエストでその薬草を届けるとまた新しいお礼がもらえる、というようにクエストが延々と続くんですよね。

そのクエストをいろんなボランティアに置き換えるんです。

例えば一次産業が盛んな北海道では、人手が足りない収穫時期に農家がボランティアを募集しています。

これを「このお店にじゃがいもを持ってきて」とクエスト化し、そのお礼に商品がもらえて楽しめる、というようにストーリー仕立てにしたいですね。

一つ一つのクエストを点で分けると「収穫体験」「ボランティア募集」で終わってしまい面白くないですが、繋げて一つのストーリー仕立てにすると面白いものに変わると考えています。

収穫体験だと農家さんとの連携に時間がかかる中、すぐ取り組めるごみ拾いから始めたことで、結果も大きく残せて良かったと思います。

ーー今後ピリカと一緒にしたい企画はありますか?

今回は札幌で、さっぽろごみ発見クエストという名前で行いましたが、主語を変えればどこの地域でもできると思います。

全国に向けて今回の成果を示し、ゲーム化や社会貢献・飲食店支援を展開していくことも考えています。

ピリカにしかない、ごみ拾いのアツいコミュニティと歴史

ーーピリカの導入を検討されている企業/団体の方へ、アドバイスはありますか?

ごみ拾いの数値化やマッピングは自分たちでやろうと思えばできますが、SNSピリカでは仕組みとユーザーコミュニティができ上がっており、さらにランキングなどのゲーム要素もあるため取り組みを何倍にも加速できます。

何より、サポート体制と分析なども期待以上に手厚かったです。

ぜひピリカさんをパートナーとして、地域貢献および自社の取り組みを加速していただきたいと思います。


今回esエンターテイメント様にご導入いただいた「ピリカ 企業・団体版」の詳細はこちら

無料で参加できる、SNSピリカのアプリはこちら

さっぽろごみ発見クエストのテレビ取材の様子はこちら

インタビュイー:株式会社esエンターテイメント 代表取締役 鈴木慎也様

インタビュアー:株式会社ピリカ 森由有貴

文責:株式会社ピリカ 大井彩也夏